県立秦野高校の総括教諭・米田伸彦さん(57)が11月6日、2019年度の「神奈川県優秀授業実践教員」に選ばれ、表彰を受けた。授業実践に優れ、他の教員の模範となる教員を選出するもので、経験年数や年齢によって2部門にわけて表彰している。今年度はベテランの第1部門で23人、若手の第2部門で26人が選出された。
米田さんは1984年から教壇に立ち、湘南や県西で化学を専門に授業を展開してきた。赴任5年目となる秦野高校では、総括教諭として教育計画グループリーダーを務めるほか、同校が指定を受けている「ICT利活用授業研究推進校」の取り組みを進めるICT推進グループリーダーも兼任している。米田さんは「一生懸命、授業をしようということだけは常に心にとめてきました。今できるベストな授業をする、馬鹿真面目なところが評価してもらえたのでは」と話す。
昔から理科が苦手だったという米田さん。「自分のように苦手意識のある人間なら、わかる喜びを教えてあげられるのでは」と教師の道へ。以来「わかりやすい授業」をテーマに授業を行ってきた。授業を説明と演習の各パートにわけ、グループワークで生徒同士が教えあえるようにしたり、毎回プリントを添削して翌日に戻し、わからない部分をすぐに把握できるようにするといった工夫を実践。また、ICTへの取り組みとして、スマホを活用した復習ドリルなども導入している。
「ICTについては第1期を終え、現在は2期目に入っています。まだ発展途上。効果的な使い方を検証し、学校全体で熟成させていくことが目標です」と米田さん。「そろそろ教員人生の総仕上げの時期も見えています。わかりやすい授業を意識し、ICTも絡めながら、生徒自らが考える場面を作っていきたい」と話した。
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