井原署長（左）と委嘱状を受け取った小野会長（中央）、和田会長（右）
秦野警察署で６月12日、秦野少年補導員連絡会（和田稔会長）と秦野市少年を守る環境浄化推進委員会（小野孝允会長）の少年補導員及び委員の委嘱式が行われた。例年は、４月に委員らが出席しての委嘱式を行っているが、今年は感染症対策として、各会の会長が代表して委嘱状を受け取った。
秦野少年補導員連絡会は未成年の非行防止や見守りなどを行う警察ボランティア団体。任期は２年で、28人が所属し活動を行っている。活動内容は月１回の県下一斉補導日での巡回や、子どもを対象とした学区内清掃などの社会参加活動、非行防止活動など。最近は低年齢化するサイバー犯罪の未然防止に力を入れ、小中学生を対象に教室の実施や、補導員の勉強会なども行っている。和田会長は「親の見守りと共に、我々も子どもを守れるよう全員で取り組んでいきたい」と話す。
秦野市少年を守る環境浄化推進委員会は、現在19人で構成されるボランティア団体。青パトによる見守り活動が主で、地区内を巡回することで小中学生の登下校時の見守りや危険個所の確認などを行っているという。任期は２年。定年がないため委員の高齢化も進んでおり「若い人にもぜひ関わっていただきたい」と小野会長。「少年補導員連絡会とも協力し、全員で子どもの非行を防止し、見守りを続けていきたい」と話した。
委嘱状を両会長に手渡した秦野署の井原義春署長は、「子どもの非行防止と健全育成に向け、今後も力を合わせて取り組んでいきましょう」と協力を呼び掛けた。
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