公益社団法人秦野市シルバー人材センターが6月5日、第52回定時総会を実施した。総会では役員人事などが議案として上げられ、新理事長を含む18人の理事と監事2人が決まった。
秦野市シルバー人材センターは高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織。市内在住の60歳以上なら入会することができ、会員による自主的な運営を理念としている。企業・公共団体・一般家庭などから請け負った仕事に会員が就業するほか、サークル団体やボランティアなど活動は幅広く、現在720人の会員が所属している。
今回の総会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、出席者を昨年の約3分の1となる34人に削減。席も一つ置きに座り距離を取るなど感染症予防に努めた。
議案の一つである2019年度収入支出決算では、受託事業収益が前年度比約100万円減(△0・3%)となった。2月末までは前年度とほぼ同程度だったことと、公共施設休館により清掃作業や夜間管理の仕事が減ったことなどから、「全てではないが新型コロナの影響は少なからずあったのでは」と事務局では話している。
もう一つの議案では役員の選任が行われ、新理事長に前副理事長の宮嵜(みやさき)陸朗(ろくろう)氏が、新副理事長に山田宏義氏が就任した。
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