1月2日と3日に開催される正月の風物詩「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)=10区間計217・1Km)」。97回目の今年、秦野市にゆかりのある須藤拓海選手(法大)と桐山剛選手(拓大)が各大学のエントリーメンバー16人に選ばれた。昨年の「かながわ駅伝」ではチームメートだった2人。「今回はライバルになるが、お互いベストを尽くしたい」と口をそろえる。
「チーム貢献の走りを」法政大学 須藤拓海選手
6年連続81回目の出場となる法政大学。秦野高校出身の須藤拓海選手(4年)が前回に続き、エントリーメンバーに選ばれた。
西中学校時代から陸上を始めた須藤選手。市町村対抗かながわ駅伝競走大会に秦野市代表で6回出場、現在は同大学陸上競技部の長距離ブロック副主将を務め、チームをけん引してきた。
座右の銘は高校時代の恩師の言葉で「天才は有限、努力は無限」。大学4年間、この言葉を胸に陸上に打ち込んできたという。コロナ禍で練習が思うようにできないことも多かったが「調子、走力、状態すべてが順調に調整できている」と須藤選手は話す。
須藤選手にとって、箱根駅伝は子どもの頃から憧れてきた大会。「前回はメンバー入りで満足してしまい、出場は叶わなかった。今大会は秦野市にも近い6区・山下りを走ることが目標。区間エントリー入りできたら、チームに貢献したい」と意気込みを語った。
「ベストを尽くしたい」拓殖大学 桐山剛選手
8年連続42回目の出場を決めた拓殖大学で、初のエントリーメンバー入りを果たした桐山剛選手(3年)。10月の予選会で全体37位・チーム2位の走りで、本選出場に貢献した。
東小学校に通っていた頃から走ることが好きだった桐山選手。相洋中学(小田原市)に進学後、本格的に長距離をはじめた。かながわ駅伝では高校3年生と大学2年生のときに、秦野市代表で走っている。
昨年はコロナ禍でチーム練習ができず、「自主練習でモチベーションを保つことが難しかった」と振り返る。それでも幼い頃から夢見ていた箱根駅伝を目標に、練習に励んできた。
念願のメンバー入りを果たした今大会。「やっとスタートラインに立てた」と桐山選手。希望区間は、子どもの頃から親戚と沿道で応援していた4区。座右の銘は「満足より継続」。「区間エントリーされたらベストを尽くしてチームに貢献したい」と目標を話した。
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