秦野市平沢在住の今井しょうこさんが10月27日、自書『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』を秦野市教育委員会へ15冊寄付した。
同書は今井さんが遺跡発掘調査員として働いてきた10年間で得た知識や感じたことを、初心者向けマニュアルとしてマンガにまとめたもの。現場での体験を描いたマンガの幕間には、発掘・遺跡の知識や、自ら足を運び取材したお勧めの博物館なども紹介している。同書は9月21日に創元社から刊行し、現在は全国の書店で販売されている。
4児の母であり、遺跡発掘を行う民間会社に勤める今井さん。フリーマガジン「kokohada」の編集長を務めるなど多忙な日々を送っている。今回は、同書を通じて「子どもたちにライフワークや趣味などでの経験の全てが夢につながることの大切さを伝えたい」と寄付を申し出たという。
寄贈式で今井さんは、佐藤直樹教育長に同書を手渡すと「何歳になっても人は挑戦し続けられる。可能性は無限にあることを伝えられたら」とあいさつした。佐藤教育長は「秦野の教育委員会が独自に行っている読書活動推進事業『読書の森』を通して、子どもたちに本を読むことの大切さを学んでほしいと思っているので、こうした本の寄贈は大変ありがたい」と話した。
同書は市内の中学校や図書館、こども館、はだの歴史博物館へ配布される予定。
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