交通事故の衝撃や恐怖を実際に見て感じてほしいと、スタントマンによる事故再現「スケアード・ストレイト」が11月16日、秦野市立本町中学校で行われた。
本町中は自転車通学が可能な学校。同校では普段から交通安全やマナー指導を行っているが、周辺住民から苦情等も寄せられており、より生徒に実感してもらうことで交通安全啓発につなげようと実施されることになった。当日は全校生徒約730人が参加。校庭を舞台に、自転車の飛び出しによる事故や携帯電話使用や傘さしなどの違反をした場合の事故の再現、大型車の左折巻き込み事故などをスタントマンが実演した。
寸劇も交えた再現では笑いが起こる場面もあったが、一転、事故が起こるとスピードを出した車や自転車との衝突音、ぶつかった人が飛びはね地面に転がる様子に生徒らは悲鳴をあげたり、息をのんだりと反応。事故が起きた時の衝撃を体験していた。
生徒会長の甲田菜月さん(15)は「交通事故を見たことがなかったので、スタントマンだとわかっていてもヒヤッとした。交通ルールを守らなければならないと感じたので、これを機に生徒会でもマナーアップの呼びかけをしていきたい」と話していた。
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