今年は「民生委員・児童委員」の３年に１度の全国一斉改選の年。秦野市でも、11月30日に任期満了を迎える民生委員・児童委員の候補者選出が５月から始まっている。
民生委員・児童委員は高齢者や障害者、子育て中の家庭などの相談に乗り、行政や専門機関につなぐパイプ役を担っている。秦野市では、現在12地区２５１人が活動しており、一人暮らしの高齢者宅への訪問や子育てサロンの開催、登下校時の児童への声かけなどを行っているという。
しかし、昨今は全国的に担い手の確保が課題となっており、市地域共生推進課は「秦野市も例外ではありません」と話す。５月１日現在で、秦野市の欠員は９人。仕事や子育て、介護をしながら民生委員・児童委員活動をしている人もおり、秦野市民生委員児童委員協議会の熊澤道子会長は「民生委員・児童委員の活動を通して紡がれた多くの方々とのつながりは大きな宝。地域福祉の増進に熱意のある多くの方に、委員として活動していただければ」と話している。問い合わせは同課【電話】０４６３・８２・７３９２へ。
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