いじめを許さない学校に 南中学校で「いじめ防止全校集会」
どうすればいじめを減らせるかを発表した
いじめを許さないという意識を学校全体で高めようと１月11日、南中学校（米山和久校長）で「いじめ防止全校集会」が行われた。
この日は全校生徒約５００人が参加。集会は２部構成で行われ、生徒会本部が進行役を担った。
第１部ではいじめをテーマにしたビデオを視聴。上映後に「自分がもしこの場にいたら、どのようにしていじめを止めるか」をテーマに意見を出し合った。
第２部では教育委員会やＰＴＡ、市青少年相談員らゲストを招き、いじめについて考えるディスカッションを開催。１年から３年までの代表生徒計23人がステージ上の席に着き、いじめを減らすためにはどうしたら良いかを討論した。
また、昨年12月に全校生徒に対して実施した「いじめ実態調査」の結果を発表。上級生になるにつれいじめの割合が減るなど、全体的に減少傾向であることが発表された。
集会の準備に携わった生徒会所属の生徒は「冬休みにリハーサルを行うなど、時間をかけて準備してきた。生徒から多くの意見が出たので、とても良かったと思う」と話した。同校は「自分がいじめられたり、いじめの現場を目撃した場合は、抱え込まないで誰かに話すことが大切。他人に相談しやすい環境を作ることで校内の雰囲気も良くなり、いじめをゼロに近づける近道になる」と話した。
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