仕事の安全を祈願し出初を披露 秦野鳶工組合と若鳶会が出雲大社の境内で
秦野鳶工組合と若手職人の「若鳶会」が今月5日、出雲大社相模分祠の境内で、新年恒例の出初式を執り行った。これは同組合が、1年間の仕事の無事故を願い、安全祈願祭として実施したもの。
寒いながらも好天に恵まれたこの日は、初詣に訪れた市民らを前に、節回しが独特の木遣り(きやり)を披露。その後若鳶会のメンバーらが次々とはしごに上り、息を呑むスリリングな技繰り広げ、参拝者から喝采を浴びた。同神社での祈願祭を終えた同組合のメンバーは、その後1日をかけ市内の35カ所の商店などを巡って、各地で出初を披露した。
はしご乗りの練習は毎年11月頃から始めるという。芦川佐吉組合長は「昔は木遣り、纏(まとい)、はしごが出来て初めて一人前と認められたし、親方からのれんわけを許されていた。出初の前には1日の仕事が終わったあと2時間くらい練習をして経験を積む。鳶の伝統を継承する大切なはしご乗りをしっかり伝えるためにも、頑張っている若手を応援していきたい」と話した。
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