ボクシング・インターハイ史上２組目 井上兄弟が揃って優勝
偉業を達成した尚弥さん（右）と拓真さん
秦野駅北口三宝ビル２階の「INOUE BOXING＆SPORTS GYM」（井上真吾会長）に所属する井上尚弥さん（相模原青陵高３年・ライトフライ級）と井上拓真さん（綾瀬西高１年・ピン級）の兄弟が、８月10日から15日まで秋田市立体育館で開かれた「第65回全国高等学校総合体育大会」でそれぞれ優勝。インターハイ史上２組目となる、兄弟優勝の快挙を達成した。
ジムの会長を務める父のもとで練習に励む２人。兄の尚弥さんは高校タイトル５冠で、インドネシアで行われた国際大会プレジデントカップでは金メダルを獲得。弟の拓真さんは世界ジュニア選手権の日本代表で、２人は「井上兄弟」と呼ばれアマチュアボクシング界でも注目を集めている。
尚弥さんは「弟との優勝は本当に良かった」と笑みを見せ、拓真さんは「嬉しい。兄の高校タイトル数を超えたい」と先を描く。父で会長の真吾さんは「兄弟優勝は念願だった。２人ともしっかり力を出してくれた」と喜びを表した。
尚弥さんは、９月にアゼルバイジャンで開催される世界大会に出場。８位以内に入ると、ロンドンオリンピック代表に内定する。「五輪に行きたい。世界大会はメダルを狙うつもりで頑張る」と力強く話した。
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