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秦野版 公開:2011年10月13日 エリアトップへ

秋に訪れるアサギマダラ くずはの家

社会

公開:2011年10月13日

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フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ(10月8日・高橋所長が撮影)
フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ(10月8日・高橋所長が撮影)

 自然観察施設・くずはの家(秦野市曽屋1137)で、大きな蝶「アサギマダラ」が飛んでいるのが見られる。同施設の高橋孝洋所長から知らせが届いた。

 同施設内くずはの広場のとんぼのせせらぎには秋の七草の一つ「フジバカマ」が群生している。毎年10月に入って花が咲き始めると、蜜を吸うためにアサギマダラがやってくるのだという。

 アサギマダラの幼虫の食草は、ガガイモ科の植物。これらはアルカロイドなどの毒性物質を含むため他の動物は食べることができないが、アサギマダラには耐性がある。さらに幼虫時代を通じてこの毒を体内に蓄積し続け、鳥などから身を守る手段として利用している。アサギマダラの幼虫は目立つ黄色と黒のまだら模様で、一度これを食べた鳥は中毒を起こし、二度とこのまだら模様の幼虫を食べようとは思わなくなるという。くずはの家にあるフジバカマなどの植物も、蜜にアルカロイドを含む。アサギマダラの成虫のオスはこの蜜からアルカロイドを取り込んで身を守っているが、メスに求愛するための性フェロモンもこの毒から作っている。

 高橋所長は「天敵から身を守るだけではなく、配偶行動にまで利用するなんて、アサギマダラってとてもちゃっかりした虫なんですね」と話している。
 

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