阿光山長福寺(桝田照道住職・柳川381)の墓地の入り口に樹齢400年の椎の木がある。幹まわり4・4m、高さ15mほどの大木だ。3月8日、この木の手入れが行われた。
当日は樹木医の石井昇さんの指導のもと、桝田住職と同寺檀家役員たちが作業にあたった。枝をせんていし、キノコを取り除き、ハチの巣作りを防ぐ網をかけた。また肥料として根のまわりや周辺に掘った穴に竹炭の粉が加えられた。
桝田住職自らヘルメットをかぶり木にハシゴを渡し、木に登って手入れした。「子どもの頃は食べ物があまりなかったから木に登って椎の実を食べたものです」と長年木とともに過ごしてきた思い出を振り返る。
手入れは木を守るため、数年に一度行われている。桝田住職は「江戸時代からお墓参りに来られる人を見守っている木です。今後も手入れを続けていきたい」と話した。
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