南が丘在住の椎野祐介さんらが組織する福島復興のための非営利団体Happy Islandが、世界中の人から寄せられた福島へのメッセージをリーフレットにまとめた。4月中にメンバーが福島県を訪れ、設置を協力してくれる店や施設などに配付する。
メッセージは椎野さんたちが製作した「福島のためのCD」を手にした人からメールで送られたもの。CDの曲は海外の友人ミュージシャンから提供してもらい、そのCDを世界中に配ることで「リアルな福島の姿」を伝えるという草の根的に風評被害をなくす活動を続けてきた。プレスや配送、冊子制作などの費用は220人の協力者から集まった募金を使った。
リーフレットにはメッセージと共にCDを手にした人の写真も掲載。パプアニューギニアの女性からは「私たちはあなたたちが立ち上がり、強さを取り戻すことを祈り、そして信じています」という言葉が届いた。椎野さんは「自分たちのやりたかったことが少しずつ実現できていると思います」と笑顔を見せた。
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