徳川吉宗の時代から伝わる相模三十三観音。12年に1度、例年、丑年に開帳されている同観音の特別一斉巡拝が4月20日(金)から22日(日)まで、3日間にわたり行われる。
観音巡りは日本各地に伝承され、広く知られるものに坂東三十三観音、秩父三十四観音、西国三十三観音がある。
今回の一斉巡拝は、平塚市観光協会が、巡拝ルートや仏像写真、寺院の由来などを分かりやすく収録した案内書「相模の札所巡り〜相模 新西国 三十三観音霊場〜」を、新たに発刊した記念としての開催。
同書は平塚市観光協会で、700円で販売されている。また内容を簡略化した案内パンフレットは無料で配布しており、こちらは秦野市観光協会(桜町1の4の1【電話】0463・82・8833)でも入手することができる。
市内札所は3カ所
相模三十三観音は第1番札所の藤巻寺(二宮町)から始まり大磯、平塚を経由し三十二・三十三番札所の太岳院(市内今泉)まで巡拝する。秦野市内では他に、三十番の光西寺(下大槻)、三十一番の上宿観音堂(栄町)がある。
期間中は自由に巡拝することができ、各寺院の協力のもと丑年にしか開帳されない秘仏が特別開帳される(一部未開帳あり。詳しくは各寺院まで)。また、午前9時から午後4時までは、朱印の対応も行われる。7人以上の団体の場合は、数日前までに電話での事前申込みが必要。企画した平塚市観光協会では「観音像だけでなく、趣のある寺院そのものや寺からの眺望、三十三の観音像全てが揃う寺院など、見所はたくさんあります」と話している。
問い合わせは平塚市観光協会【電話】0463・20・5110まで。
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