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女性の健康講座 更年期障害について考えましょう(その1)
皆さんは更年期という言葉を知っていますね。ではいつが更年期なのかご存じですか?更年期とは閉経の前後5年間を指します。日本人の閉経時期はだんだんと遅くなっており、平均で51歳位とされています。早い方もいらっしゃいますから、大体40歳から60歳くらいが更年期になる時期とご理解ください。では閉経とはなんでしょう?定義では更年期の年齢における12か月以上の無月経を閉経としています。女性の無月経である時期は?それはまだ生理の始まる前の幼児期、妊娠中、授乳期、閉経後にみられます。そのほかに異常な無月経があります。月経とは排卵があってからおきる出血です。ですから排卵がなければ出血があっても月経ではありません。生理不順と思っていたら実は不正出血を繰り返していただけだったという方もいらっしゃいます。また私はもう子供を産まないから生理がなくてもいいやと考えていらっしゃる方も見受けられます。でも考えてください。婦人科では更年期の次は老人期として定義されるのです!
次に皆さんがよく耳にされる更年期障害について考えてみましょう。更年期障害の定義は「更年期に現れる多種多様な症状の中で、器質的変化に起因しない症状を更年期症状と呼び、これらの症状の中で日常生活に支障を来す病態を更年期障害とする」とされています。40歳〜50歳ぐらいの女性における不定愁訴は更年期障害?とよくいわれますが、ちょっと違っていますね。女性ホルモンの減少による症状と自律神経が乱れることで現れる症状が更年期症状です。3割くらいの方が障害として治療をうけていらっしゃいます。
女性は月経がある間は女性ホルモンの周期的な変化を受けています。この変化に異常がみられてくると様々な症状が現れます。更年期でなくても更年期障害様の症状がでます。自分の体に変調をきたしたらお近くの産婦人科で早めにご相談くださいね。
今年も秦野市の子宮がん検診が実施されています。6月に一斉に受診券が送付されています。去年受診されている方には申込みをされていなくても送付されています。もしお手元に見当たらなければ市役所に問い合わせください。再発行をしてくださるようです。自分の体は自分で守る。検診はまずその一歩です。産婦人科を受診するのに躊躇されていた方にとっては良いきっかけになると思います。
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