市内緑町在住の福森登さんが、自身が手づくりしたイス30台を、南相馬市の仮設住宅入居者らのために現地に届けた。11月10日にイスと「おいしい秦野の水」ペットボトル240本、不二家秦野工場から提供された2万個の「カントリーマアム」とキャンディを自家用車に積み込み夫人と共に出発した福森さん。その日のうちに福島県南相馬市へ到着。大学時代の友人の関係者らを介して南相馬市鹿島区役所のロビーへ物資を収めた。
福森さんは「南相馬ではまだ、知人宅や借り上げ住宅、仮設住宅などに1万人を超える方々が避難していると聞く。明るく笑顔で生活が営めるよう、祈るばかりです」と話す。
震災後の昨年8月にも宮城県などを訪れた福森さん。仮設住宅の高齢者の腰の負担が少しでも軽減できればと、今年5月頃からイスを作り始めた。もともと鉄工所を経営しており、自身の技術を生かし、ホームセンターで購入した木材の寸法を測り、コツコツと1人で組み立てた。「今後もイス作りを含めて、できることを続けて、被災地の支援を続けていきたい」と話した。
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