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女性の健康講座 更年期障害について学びましょう(その2)
更年期は生理がある女性が必ず通過するライフサイクルの一時期です。女性ホルモンの低下に伴う様々な症状が生じてきます。ほてり、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、不眠、不安感、虚脱感、排尿障害、下腹部痛etc. 閉経前後に半年から2年間くらいにこれらの症状がでてきます。実際には更年期障害として加療を要するものは全体の3割くらいとされ、7割くらいの方は「まあこんなものなのかな」で過ごしておられるようです。では加療を要する場合はどんな時なのかをご説明します。まずは生活に支障がある場合です。仕事にも行けない、家事もできないといった場合は積極的に加療が必要です。また閉経の平均が51歳前後ですので、それよりも早く閉経となった方は老化防止の意味も含めて加療をお勧めします。また51歳頃というのは体が転換する年頃でもあります。鬱症状や甲状腺機能障害、糖尿病、高脂血症などが出現する年齢でもあります。あと30年〜40年頑張ってもらわなければいけない体をいたわり、メインテナンスをする時期と考えましょう。
更年期障害の加療はどうするのでしょうか?まずはカウンセリングです。本当に更年期障害なのかを判定します。気持ちの持ち方が大切です。いつまでも若さを保ちたいと考える方は多いのですが、大切なのは”私は若いという気持ちをもつこと”なのです。男性の視線を意識して生活すると女性ホルモンはまた復活しますよ。それでも足りなければ漢方薬、内服薬、注射薬、貼付剤などによる女性ホルモン補充療法(HRT)などをおこないます。悩んでいるよりお近くの産婦人科に一度ご相談してみてください。
更年期障害、不妊症、子宮筋腫、内膜症などの疾患をもちながら社会に出て頑張っている女性を応援するために、私のクリニックは土曜日、日曜日にも開院させていただいております。そのために調剤薬局、臨床検査会社などにも多大なるご協力をお願いしています。また優秀な看護師、助産師さんなどの人材確保も必要です。これからもこの体制で診療を継続するために、1人でも多くの仲間、スタッフを募集しております。土日に一緒に仕事ができる方はご連絡をお待ちしております。
今年になって当院のエントランスに彫刻家の西巻一彦さんの猫ちゃんが2匹とふくろうが1羽やってきました。皆さんを優しくお待ちしていますよ。
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