県内公立高校 入試制度を改定 前後期、独自問題を廃止
来週末に迫った県内の公立高校の入学試験制度が2013年度から改定された。県教委は今回の改定に際し、県民からの意見を募集した上で、「生徒の特性や長所を総合的に評価することができる改善を図る」ことや、現行制度の課題である「選抜期間の長期化や選考基準の複雑化にも対応する」ことなどを目的に掲げている。
全入学志願者に面接を実施
2005年度入学者選抜以来、前期、後期に分けられていた選抜日程を1本化し、入学試験は1度だけになった。また、昨年まで普通科系の学校では、前期日程では調査書の記載内容と面接、後期日程では同内容と学力検査で合否が判断されていたが、今回から全入学志願者に対して面接が設けられた。受験生徒は【1】中学生活の記録である調査書に記載されている「評定」【2】「学力検査」【3】「面接」(美術、音楽、体育科系などの学科は別途特色検査も実施)を総合的に判断され合否が決定することとなる。
さらに、県内で一部の学校が導入していた独自問題の試験は廃止。県内公立高校受験者は統一問題の学力検査を受けることになった。
評定、学力検査、面接の合否判断の比率は各学校で独自に定めることができるため各校様々だ。但し各項目に最低2割以上の比率を置かなければならない。
市内公立高校の評定の比率は3〜4となっている。中学校の現場からは、中学生活をもっと評価して欲しいと思う教師もいるという。市教育指導課は「中学の評価を軽視しているわけではない。面接を含め、生徒たちの学力だけではなくきめ細かいところまで見極めていく制度」と話した。
2013年度公立高校入学者選抜は既に出願期間は終わり、15日(金)に学力検査、18日(月)、19日(火)に面接が行われ、合格発表は28日(木)。
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