手造り醤油 完成 渋沢の栗原夫妻
渋沢で手打そばくりはらを営む栗原孝司さん・朋子さん夫妻が3月22日、約1年間世話をしてきた醤油の原料となるもろみを搾り、一升瓶約30本分の醤油を造りあげた。
栗原さんは、数年前に友人宅で出された風味豊かな手造り醤油の味に感動し、「自分も作ってみたい」という気持ちが芽生えたという。友人を介し、各地で手作り醤油の指導をしている搾り師の岩崎洋三さん(長野県)の指導を仰ぎ、昨年4月末から麹を仕込み、もろみとなった原料を世話してきた。
醤油搾りは、栗原さんの声がけで別に醤油を手造りしていた多田マリ子さん(西大竹)の自宅庭先で行われた。岩崎さんが槽(ふね)とよばれる木製の醤油搾り器を運び入れ、熟練の技で丁寧に搾っていった。
出来上がったばかりの醤油を口にした栗原さんは、「感動の一言。まるで出汁が入っているような味わい深い醤油ができた」と嬉しそうに笑みをこぼした。その後は、知人ら10人程が集まり、餅つきなどを行いながら出来立ての醤油を味わった。栗原さんは、今後も「美味しいものづくりを楽しんでいきたい」といい、近々、来年用の仕込みを始めるという。醤油の販売は予定されていない。
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