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秦野版 公開:2013年5月30日 エリアトップへ

道祖神のゆくえ 道路拡張で移設、撤去も

公開:2013年5月30日

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曾屋神社の境内には道祖神や祠などが収められている
曾屋神社の境内には道祖神や祠などが収められている

 秦野市内には300を超える数の道祖神がある。

 道祖神とは邪神や流行病など、悪いものがその地域に入り込まないようにと願われ、作られた神の依(よ)り代(しろ)だという。石面に「道祖神」や「道陸神」と彫られているものもあれば、石片に男女の姿を彫った双体像など形状はさまざま。双体像は和合を表し、男女が彫られていることから「子宝に恵まれ、地域が繁栄しますように」との願いが込められているという。

 昔、旅をする人の道標でもあった道祖神は、県下では大磯丘陵周辺地域に多く造立されているが、その中でも秦野市の数は324基(2008年調査)と近隣市町などと比べて最も多い。

 本紙の連載コーナー「秦野をゆけば 道祖神」ではその1体1体を紹介している。参考資料は市が1989年に調査結果をまとめた『秦野の道祖神・庚申塔・地神塔―秦野の文化財 第25集』だ。調査から27年が経過し、当時から位置を移動した、あるいは無くなった道祖神などもある。

 曾屋神社(守山文夫宮司)のもとには、年に数回程度、道祖神の移設や撤去に関する依頼や問い合わせが寄せられているという。その理由は道路の拡張工事や、土地の改修などだ。

 市内幸町にあった、石柱に「道陸神」と彫られた道祖神も現在は無い。置かれていた土地所有者の川口健治さん(76)によれば、市の要請による道路拡張で、角地の隅切りのため1995年に同神社に依頼して撤去してもらったという。

 同神社では宮司などの神職者が道祖神の所在地まで出向き、祝詞(のりと)をあげ、魂を抜いて移設(撤去)するという。撤去された道祖神は同神社の境内に納められている。
 

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