全国フラワーコンペティション 「花の雨が降ったら素敵」 飯野さん最終選考に残る
２次審査を通過した作品 撮影＝梶山敏之（photo studio PK）
全国のフラワーデザイナーが参加する「フローリスト・レビュー２０１３」のフラワーコンペティション部門で、フローリストせきど（秦野市柳町）のチーフデザイナー飯野正永さん（32）が２次審査を通過し、11月に表参道ヒルズで行われる最終選考に残った。これは全国書店で販売中の月刊フローリストが主催するコンテストで、映像機器会社、グラフィックデザイナー、同誌アートディレクターが審査員を務めている。
１次審査、２次審査ともに写真選考で、１次は「動き」をテーマにした作品を提出。１２２人のうちの10人が２次に進み、そのうち３人がファイナリストに選ばれた。
２次のテーマは「花をより身近に感じてもらうため」の写真。このテーマは昨年と同一で、前回２次で落選してしまった飯野さんは「自信がなかった」と話す。
フラワーデザインにこだわってしまった昨年の教訓を生かし、今年はイメージカットを心掛けた。「非現実的だけど花の雨が降ってきたら素敵。見て童心に返ってもらえるような作品」を制作。撮影は上小学校の近くで行われ、大きなハスの葉を傘代わりにする女の子を写した。葉の窪みには花の雨が溜まっている。
飯野さんは「ここまで来たら優勝しか考えていない。最終はライブパフォーマンス。いつもやっていることなので楽しみにしています」と目を輝かせた。
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