攻めの柔道で国体V 市内出身の込山さん
国民体育大会の柔道・少年男子で、神奈川県が2年ぶりに優勝した。秦野市出身の込山龍哉さん(相洋高2年)=写真右=は次鋒で出場。黒星なしの活躍で貢献し、チームに勢いをもたらした。
試合前、相洋高でもチームメイトの先鋒・関野晴矢さんと「自分たちで流れをつくろう」と声をかけあった。初戦の相手は広島県。IH66kg級王者と対戦した込山さんは「IHは怪我で出られなかったので、戦えて嬉しい気持ち」で畳に上がった。試合は優位に進めたが、ポイントを奪えず引き分けに。「引き分けは負けと一緒」と厳しい顔で振り返る。
続く準々決勝は優勢勝ち。準決勝では背負いや大内刈りを次々と決め、序盤の失点を巻き返しての合わせ技一本で勝利した。
千葉県との決勝では一階級重い相手と対戦。「体重差で負けるならスピード勝負」と切り替え、足技や得意の背負いで相手を翻弄。優勢勝ちを収め、歓喜の輪に加わった。菅原信明顧問から「ファイター柔道・込山という存在感を出せた」と労われた込山さん。「一本を取る柔道を貫けた」と充実した表情を見せた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>