国際宇宙ステーション 秦野の天頂通過を撮影
秦野の天頂を往くＩＳＳ（２月26日東田原で撮影）
国際宇宙ステーション（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｓｐａｃｅ Ｓｔａｔｉｏｎ。以下ＩＳＳ）が２月26日の夕方、秦野市の天頂付近を通過し、アマチュア天体写真家の山本憲行さん＝東田原在住＝が撮影に成功した。
ＩＳＳが秦野市の天頂付近を通過するのは年に数回しかなく、さらに撮影をするには天候に恵まれなくてはならない。晴天だった当日、山本さんは自宅からカメラを取り付けた望遠鏡で飛行していくＩＳＳを追い、約３分間連写した。
山本さんは「望遠鏡がぶれないよう、息を詰めて追いかけた。天頂付近は姿勢も苦しくなるが、その甲斐あって綺麗に撮ることができた」と満足の様子。明日９日には若田光一宇宙飛行士が日本人初のＩＳＳ船長に就任。このタイミングでの撮影成功に、「記念になる」と話した。
「天体なら何でも撮ってみたい」。山本さんの言葉１つ１つから、天体写真への情熱が溢れ出ていた。
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