10年以上掃きそうじ 「道楽だよ」遠藤謹（きん）さん
吸い殻なども掃き集める遠藤さん（左）
遠藤謹さん（79・末広町在住）は入船町から落合の信号に向かう下り坂の約１００ｍを10年以上、ほぼ毎日掃除をしている。
きっかけは近所の人がけがをして掃除が出来なくなったこと。「それならば俺が」と始めたという。雨や雪が降らなければ、午後２時頃から竹ぼうきとちりとりを手に掃除している。
この道路は国道２４６号線に続き、自動車の交通量も多く、また、一般市民や高校生が自転車でも通る道だ。10月になると、近くにあるけやきの落ち葉が歩道を敷き詰め、雨が降ると滑って危ないという。遠藤さんは「（掃除は）道楽だよ」と笑顔で話すが、通行人や自転車が滑って転ばないようにとの思いもある。
通行人からは「ごくろうさま」などと声をかけられ、高校生から飴をもらったこともあった。遠藤さんは「自分が動ける限りは続けていくよ」と話した。
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