相談に応じる下田さん（右）
秦野や横須賀の理学療法士などによるボランティアチーム「ＰＳＶＴ」が３月５日、福島県郡山市の総合体育館で「よろず健康相談事業」を開催。代表の下田栄次さん（今泉・35）らは、放射線の影響や生活に関して被災者が抱く不安に耳を傾け、情報提供や筋力テスト、運動指導を行った。
同団体が活動を始めたのは２０１１年４月。避難所や仮設住宅で過ごす高齢者、持病や障害を持つ人たちなどをケアしようと、これまで岩手や宮城、福島へ何度も足を運んできた。震災直後は現地の人々の需要に合った備品の提供や避難所の環境評価などに取り組んだ。その後は相談会や講演会なども行い、「はだの災害ボランティア」登録のリハチームとして秦野市の有事にも貢献する。下田さんは「今後は行政や医療機関と連携を取りながら、地域のためにできることをしていきたい」と話す。
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