「目の前の試合を意識」し、日々の練習に励む＝所属するとらい体操クラブで
秦野市上大槻在住の瀬尾海夢（みむ）さん（平塚学園高２年）が、７月に行われた第69回国民体育大会神奈川県予選会の体操競技で個人総合３位の成績を収め、国体少年女子の県代表に選ばれた。
予選を「概ね満足の出来」と振り返る瀬尾さん。平均台の演技中に落下したものの、得意の跳馬で１年前から練習してきた「ユルチェンコ伸身１回ひねり」に成功し、波に乗った。新技に挑み始めた頃は、跳馬に手を着くタイミングがつかめず苦労したが、練習を重ね春頃から手応えを感じられるように。大会前の練習で感触を確かなものにし、試合では着地を確実に決めて、３位入賞に大きな弾みをつけた。
５人中４人が２年生の神奈川県チーム。瀬尾さんは２年ぶり２度目の代表選出だ。メンバー同士はさまざまな大会で顔を合わせており「和気あいあいとした雰囲気」と笑顔を見せる。競技は上位４人の得点を採用する方式のため「ノーミスが目標」と表情を引き締めた。国体関東ブロック大会は８月30日（土）、31日（日）に栃木県で行われる。
食べることが好きで栄養士の仕事に興味を持つ16歳が、小柄な体でダイナミックにしなやかに羽ばたく。
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