秦野高校 水泳部がシンクロで乱舞 ９月５日、６日に公演
動きの最終チェック（１番右が藤田さん）
軽快なリズムに合わせ、豪快な水しぶきを上げながら華麗な”シンクロ”を魅せる――
映画「ウォーターボーイズ」でお馴染みのシンクロを、神奈川県立秦野高校の水泳部（假野慎一顧問・35人）が、９月５日（金）、６日（土）に開催する同校の文化祭で２年ぶりに披露する。
指揮を執るのは、６月中旬の引退まで同部の部長を務めた藤田賢哉さん（３年）。昨年９月から準備に入り、当時の３年生はすでに引退していたため、選曲から動き、ストーリー構成など藤田さんを中心に１、２年生15人で議論を重ね作り上げた。
練習が始まると、スピーカーから流れる大音量に、以前は学校へ苦情が寄せられることもあったという。今年は、藤田さんの発案で春休みに学校近くの約80軒に部員全員であいさつ。水中スピーカーの導入や練習中に音を控える旨を説明し、本番への理解を求めた。そして４月、20人の新入部員を迎え、本格的な練習が始まった。
今回、最もこだわったのが、キレのある動きときれいな水中移動。シンクロで有名な他校の動画を何度も見て研究を重ねたといい、藤田さんは「今年は人数も多いし、過去にない最高の出来」と自信を見せる。
２年に１度開かれる同校文化祭のメインイベントとしても紹介されるシンクロ。毎回プールサイドは満員、校舎の窓も大勢で埋め尽くされる。一般公開は、６日の午前10時30分からと、午後１時30分から。藤田さんは「個性豊かな部員たちのハイクオリティな動きに注目して。笑いと感動を届けます」と話している。
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