秦野市立本町幼稚園(加藤しのぶ園長)で1月23日、5歳児約70人が「お茶」を体験した。昨年度まで同園園長も兼任していた本町小学校の糟谷松夫校長が、茶道の織部流師範の資格を持っており、2012年度に園児のお茶会が始まり、今年で3回目だ。
園児たちは、赤い布の上に行儀よく正座し、まずは茶菓子のまんじゅうを2つに割って食べた。まんじゅうを乗せていた懐紙をポケットにしまった後、糟谷校長が茶を点てるところを見せ、PTA会員らによって子どもたちの前にも茶が運ばれた。
小さい手で大きな茶碗をしっかりと持ち、糟谷校長の指導のもと、茶碗をくるりと回し、ゆっくりと味わった。園児たちは「にがいけど、おいしい」などと話し、日本の文化に触れた。
糟谷校長は「礼儀作法よりまずは体験。伝統文化を感じてほしいという思いで始めた。最近はお菓子などにも抹茶が入っており、子どもたちも慣れているせいか『おいしい』と言ってくれる子どもが多かった。こういう味覚の体験も必要ですよね」と話した。
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