親方（右）と大関照ノ富士（左）とともに伊勢ヶ濱部屋の前で矢を持つ草山宮司
大相撲夏場所で初優勝し大関昇進を果たした照ノ富士が、千秋楽で役相撲最初の取り組みで勝利した力士に与えられる「矢」を、出雲大社相模分祠（秦野市平沢）に奉納した。
同神社の草山清和宮司は、大関照ノ富士が所属する伊勢ヶ濱部屋の親方と現役時代から親交がある。親方は大関時代に受けた矢を同神社の神殿に奉納したところ、横綱旭富士へと昇進した。さらに伊勢ヶ濱部屋の兄弟子、横綱日馬富士も、同様に大関時代に矢を奉納し、後に横綱昇進を果たしたことにちなみ、照ノ富士自身も大関昇進を機に矢を奉納したいと草山宮司に申し出た。草山宮司は「親方も横綱も大関の時に奉納し、そろって横綱になった。きっと２人に続いて強い横綱となってくれるに違いないと思う。是非頑張って、活躍してほしい」などとエールを送る。
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