三廻部ののどかな里山風景の中で、一際目立つステンレス製のオブジェ――。作者は高橋和夫さん(72)=写真=。自らが子どもだった頃の姿などを作り、自宅の庭先に飾っている。
10代の頃から立体や絵画など様々なアート作品に挑戦してきた高橋さんは、以前アルミ製品の加工工場に勤めていたことなどから、この作品を制作したという。
洋画では国内の絵画展で受賞歴があり、ヨーロッパ等で作品が展示されたことも。近年の作品は2011年までに連作で描いた「不安な街シリーズ」。「技術の発展によって生じる社会の問題を表現しよう」と、高層ビルが立ち並ぶ都心や原子力発電所などを、青や蛍光色で描いたものだ。週に何度も都心に通い、1つの場所で建物のスケッチを繰り返したという。「多くの時間見つめ続ければ、自然と手が描くようになる」と高橋さんは話す。
作品の中にはいつも、亡き妻の姿を入れる。庭先にある帽子をかぶった2つの小さな人型のオブジェも、自身と妻を表したものだ。「大切なものを忘れないように心掛けたい。平和でありたい、と思う。作品を通じて、皆さんの意見を問いたい」と高橋さんは話す。
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