千人パレードの様子
秦野に暮らし半世紀。地元最大のおまつりを楽しもうと出かけ、初めて見たたばこ音頭千人パレードの迫力に圧倒された。１０００人が心をひとつに目抜き通りを踊りながら練り歩くさまを目の当たりに「何という一体感。市民がこれほどまでにひとつになれるものなのか」と感動したという。
それから幾年月…。今年５月千人パレードを主幹する「秦野市レクリエーション協会」の会長に就いた。「ずっと仕事を続けてきたけれど、辞めてから愛する地元秦野のために何か役に立ちたいと思って」入会したのが同協会だった。
今では会員皆で手分けをして、市内の各幼稚園や保育園、こども園などを巡り「たばこ音頭」の指導を続けている。「子どもたちに踊りを教えるのって楽しいの。覚えようと一生懸命練習している様子がとても可愛らしくてね」とほほ笑む。
今年も主幹団体としてパレードの先頭に立ち、市民の前でたばこ音頭を披露する。「自分たちも楽しまなくちゃいけないけど、市民に見ていただくのでまずはしっかりと踊りたい」と表情を引き締めた。
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