旭化成建材の施工が判明した渋沢駅南口側の建物
データの改ざんや流用などが問題となっている旭化成建材が関与した過去10年間の杭工事で、秦野市の公共工事１件が該当していること分かった。
横浜市内のマンションが傾いた問題を受け神奈川県は10月27日、同社に対し、県内で施工した１９２件の工事実績について内訳の提出を請求。同28日に同社から施設名、所在地、元請建設業者等が記載されたリストが提出された。
県の連絡によると、該当工事は２００５年度「渋沢駅周辺（南口工区）土地区画整理事業渋沢駅南口駅前広場歩廊建築工事」。南口ロータリーから駅改札に上がる際に通る階段・エレベータのある構造物で、市が管理している。
市道路管理課は30日、緊急で現地調査を行い「建物に歪みや傾きなどの不具合が発生していないことを確認した」という。同日、市に同社から「社内のデータを見ながら検証を進めている」と連絡もあったという。
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