東京大手町-箱根芦ノ湖間を往復する新春の風物詩「第92回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」(関東学生陸上競技連盟主催)の火蓋が、明日1月2日(土)切られる。昨年は総合6位だった東海大学陸上競技部駅伝チーム(両角速監督)は、今回が通算43回目の出場。昨年末に開催された記者会見で、両角監督は大会目標を「総合3位」と掲げた。
まさかの予選敗退という悪夢の第89回大会から早3年。昨年は目標(総合5位)に一歩届かないながらも「湘南の暴れん坊」の復活を期待させる走りを見せた東海大学。今チームには流れを引き寄せる力強い大エースは不在だが、昨年の出雲、全日本大学駅伝ともに5位をマーク。目標に対して両角監督は「非現実的ではない」と自信を持つ。
持ち前の明るさでチームを引っ張ってきた白吉凌主将(4年)を筆頭に、昨年の勇姿が記憶に新しいエース・川端千都(かずと)選手(2年)、4年間の集大成を山にぶつける宮上翔太選手(4年)、出雲駅伝での好走を「学生としてトップレベル」と両角監督に言わしめた期待のルーキー・湊谷春紀選手(1年)など「平均的な力を持って最後まで粘り強く順位を押し上げていきたい」と両角監督は抱負を語る。
まとめあげる白吉、「山」の宮上エース川端、ルーキー湊谷にも注目
総合3位を手中に収める要は「往路」と両角監督。昨年1年生ながら2区(23・1Km)を任され1時間08分32秒で駆け抜けた川端選手は、箱根駅伝を「自分の存在を示せるいい舞台。去年以上の存在感を示す走りをして、今後の陸上人生の中でも自分の名を轟かせられるようないい走りをしたい」と自信に満ち溢れる。
昨年5区を史上最速で駆けた青山学院大学・神野大地選手(4年)がここへきて不調が叫ばれる中、過去2度山を走っている宮上選手は「秋以降調子が上がってきた。これまでの山での成功、失敗を活かし自信を持って臨む」と語気を強める。各校実力選手が肩を並べる5区で「宮上がしっかり順位を上げていく」イメージを両角監督は持つ。
秋田工業高校出身の湊谷選手は出雲で2区(5・8Km)を16分09秒で区間5位、全日本で3区(9・5Km)を27分06秒で同3位の成績を残す。持ち味は「我慢と粘り強さ」というルーキーは初めての箱根に「緊張も不安もあるが力のある先輩、心強い仲間がいるから気負わずに自分の力を出し切りたい」と話した。
昨年1区(21・3Km)を7位で襷を繋いだ白吉選手。今年は主将としてチームを牽引してきたが、初夏、体調不良に悩まされた。出雲、全日本は欠場。しかし、その経験でチームが見えてきた。「自分が出なくてもしっかり戦えるだけの力がこのチームにはある」と怪我の功名で得たチームへの信頼感、さらに、自身が不調続きだった時にも監督はもちろん、チームメイトの支えにより志を高く保てた。11月に行われた約16Kmのロードレースでは実業団選手と走り、47分01秒で学生トップを記録。1Km3分を優に切るペースで充分に戦える状況だ。
「上位は激戦」と推し量る両角監督。青学、東洋、駒沢大学等との熾烈な順位争いが待っている。「誰が走ってもいける。チームの状態は、選手の自信のこもった言葉が証明するようにとてもいい」と話す白吉主将。号砲は明日、午前8時だ。
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