秦野市立南小学校で3月8日、6年生179人を対象に「いのちの授業」が行われ、いのちを守る神奈川県動物愛護推進応援団長と動物環境・福祉協会Eva理事長を兼任する、タレントの杉本彩さんが体育館で講演を行った。
当日は、総合学習の一環として「共生」をテーマに、同校の6年2組の児童がこれまで県動物保護センターの見学や同センター建て直しのための募金活動などをし、調べたことを発表。「命を簡単に扱わないで」「現実を知ってもらうことで少しでも動物を助けることに繋がれば」と訴えかけていた。
講演では、殺処分直前の犬や猫の写真を見せながら杉本さんが語りかけ、涙を拭いながら熱心に聞き入る児童も見られた。また自身も8匹の猫と3頭の犬を保護し、育てている杉本さん。愛情を持って接することの大切さを訴えかけた。
その後、教室に戻った児童は『どうしたら共生できるか』をテーマに話し合い発表。「ペットショップをなくす」「愛護法を強化し罰則化」「世の中の人全員が動物を思う気持ちを持つ」などの意見が飛び交った。杉本さんは「大人顔負けの意見にびっくりした。これからを担うみんなのこの意見が実現できればきっと日本も良くなる。弱い存在を守るためにも声を上げて伝えていって」とエールを送った。
県では2013年度に犬の殺処分ゼロを達成。翌14年度には犬猫ともに、初めての殺処分ゼロとなった。3月8日現在、殺処分ゼロは継続中。
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