石巻市内の集会所で被災者を前に演奏を披露する真里子さん（中央左）と紗佑里さん（同右）
秦野市戸川在住の山本真里子さん（28）・紗佑里さん（26）姉妹が３月８日から10日まで東日本大震災で被災した宮城県石巻市などを訪問し、箏の演奏を披露した。２人は「和楽器の会糸竹舎」（西原育子理事長）で小学生から箏の稽古を続けている。今回は尺八サークル「山びこ静山会」（海老名市）が企画した復興支援コンサートの出演者として参加した。
９日のコンサートは、会場の石巻市営新蛇田第１集会所に復興市営住宅の住民ら30人以上が来場。真里子さんと紗佑里さんは「春の訪れ」を演奏したほか、「花」「桜」「花は咲く」などでは来場者の歌声に合わせて美しい音色を響かせた。
コンサート終了後は、自身も箏を演奏するという来場者から「私もがんばるから、がんばろうね」と笑顔で声を掛けられたという。
紗佑里さんは「皆さんが少しでも楽しい時間を過ごしていたのなら良かった」と笑顔で振り返った。
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