石破茂地方創生担当大臣が4月11日、秦野市鶴巻北の老舗旅館「陣屋」を視察した。
この日、小田急線で移動した石破大臣は、出迎えた宮崎富夫社長に「一度見てみたかったんです」と挨拶した。はじめに宮崎社長が、独自開発したITシステム「陣屋コネクト」を活用し効率化を進め、存続の危機にあった旅館を立て直していった取り組みを説明。また、同システムを全国の小規模旅館等へ提供している取り組みについて「日本の観光を元気にしたい。ホテル旅館を憧れの高い職業にしたい」と思い述べると、石破大臣は拍手を送った。
陣屋コネクトは、予約受付のオペレーターから厨房の調理人、客室の担当者など従業員がスマートフォンやタブレットなど情報端末を持ち、情報を共有できる点が特徴の一つ。石破大臣は、途中でパソコンの画面を見ながら従業員に「個人情報のセキュリティーは」など質問をした。
視察を終え石破大臣は「これからの日本にはサービス業、観光の振興が大切。和風旅館の生産性をいかに上げ、経営を立て直すか貴重な示唆があった」と述べた。
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