事業報告が行われた実行委員会
総額７億２千万円、６万冊を発行した「秦野・中井スーパー元気プレミアム商品券」の事業結果を、事業主体の秦野商工会議所プレミアム商品券実行委員会がまとめた。４月27日の同委員会で報告した。
報告書によると、発行６万冊は完売。商品券使用期間（２０１５年10月15日〜２０１６年１月31日）に99・81％、７億１８５９万９０００円が換金された。
同商品券事業に参加した６５８事業所（秦野市６１２・中井町46）のうち、商品券が使用（換金実績）されたのは６１０事業所（92・７％）だった。
来客数、売上への効果は限定的
同委員会では併せて、参加事業者に実施したアンケート結果も報告された（調査１月22日〜２月12日・回答１８６事業所・回答率28・３％）。
商品券の使用状況は、「商品券の使用が多かった」という回答が66・７％と多数だったが、「来客数が増えた」は26・４％にとどまった。売上については、「増えた」27・１％、「減少した」17・５％、「変わらない」が55・４％という結果になった。
同委員会ではアンケート結果について、「回答率が低く全体を判断するには難しい」と前置きしながら「本事業は消費喚起に一定の効果があったと言える。一方で、参加事業者の個人意識に差が見られるなど、今後検討するべき課題も見えた」と話している。
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