ファッションショーの最後は全員で決めポーズ
秦野市曽屋のほうらい会館で７月21日、新聞紙などを使った衣装作りの講座が開かれた。講師の原田宏子さん（河原町・74）が高齢者の認知症予防などを目的に「手軽な材料で衣装を作り、交流をしながらファッションショーを楽しんでもらおう」と昨年始めたもの。２回目の今回は、60〜80代の市民10人が参加した。
参加者は家から持ち寄った新聞紙や広告、カレンダー、カラフルなテープ等を使いながら、オリジナルの衣装を制作。完成後のファッションショーでは、観客として集まった家族を前に、ミラーボールやスポットライトに照らされ、決めポーズ。発表後は互いに「良い表情だったよ」と声を掛け合っていた。
リボンや花をあしらった可愛らしいワンピースに身を包んだ88歳の女性は「服に合わせてハンドバッグも用意しました。どうかしら？」とにっこり。学生服と学生帽を作った70歳の男性は「青春時代を思い出しました。小学生の孫と家でまた作りたい」と話した。
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