東海大学を中心に練習をしている東海ジュニアレスリングクラブの選手11人が、7月22日〜24日に代々木体育館で行われた第33回全国少年少女レスリング選手権大会に出場。小学生の部5年生42kg級優勝を始め、3年生22kg級3位、女子の部6年生45kg級3位入賞など活躍を見せた。
同クラブ代表の市口政光さん(76)は、東京五輪レスリンググレコローマンスタイル・バンタム級の金メダリスト。東海大学体育学部の元教授で、柔道日本代表監督の井上康生氏など、日本のスポーツ界をけん引する選手たちも教えていたという。
クラブには幼稚園から中学生まで27人が所属。市口代表は「大学の選手も子どもたちも、『やれ、やれ』じゃついてこない」と話す。練習では無理強いはせず、個々の様子を見ながら内容を考える。のびのびと練習する中で、やる気のある子は自然と全国大会を目指すようになるという。
今大会、5年生42kg級で初優勝を飾った厚木市在住の鈴木飛来(たかく)君は、身長135cmと小柄だが、持ち前のパワーから繰り出す強烈なタックルが武器。決勝では同大会3連覇中の相手に、テクニカルフォール勝ち。鈴木君は「思わずガッツポーズが飛び出した。すごく嬉しかった」と振り返る。
市口さんは「練習の目的は体力づくり。体力や集中力がつき、中学・高校へ進学後にスポーツや勉学で花を咲かせる卒業生も多いですよ」と話している。
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