展示される浮世絵『見立 市川団十郎 煙草売り』
秦野市立本町公民館で９月13日（火）〜25日（日）、秦野たばこ資料展が開かれる。第69回秦野たばこ祭の開催に合わせ、「秦野の発展の礎となったタバコ耕作やたばこの文化・歴史を知ってもらおう」と毎年行われているもの。今回は、タバコ耕作と江戸時代のたばこ文化について、浮世絵や写真パネルで紹介するほか、例年通り、耕作の資料や器具、たばこ祭の歴史資料、葉タバコの実物なども展示される予定だ。時間は午前10時から午後５時。入場無料。
江戸時代にはすでにタバコの耕作やたばこ文化が普及していたとされる秦野。今回の展示では、年貢としてタバコを収めた事が読み取れる古文書のコピーや、刻みたばこの喫煙に用いられた名入りのたばこ盆など貴重な資料も披露される。また、明治政府からも優れた研究所として認められていたという、秦野のたばこの研究施設の写真なども展示される予定だ。
問い合わせは市生涯学習課文化財担当【電話】０４６３・８７・９５８１へ。
秦野式（右）と鹿児島式の乾燥室
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