子どもらにバッティングを教える加藤選手
女子プロ野球チーム「埼玉アストライア」の選手による野球教室（秦野市少年野球連盟主催）が12月17日、秦野球場で開催され、秦野市内外の女子小中学生らが体験した。
女子野球の普及と発展を目的としており、女子プロ選手による野球教室の開催は市内で初めて。同チームには秦野市出身の加藤優外野手（21）が所属しており、父親の加藤文彦さんが監督を務める県西地区唯一の女子中学生野球チーム「西湘Ｆｕｔｕｒｅ」の共催で実現に至った。
当日は加藤選手を含めた４人のプロ選手が来場。午前の部で小学生42人、午後の部で西湘Ｆｕｔｕｒｅのメンバーらが参加した。午前の部ではアップとキャッチボールで体を温めた後、ピッチャーやキャッチャーなど各ポジションの選手から個別で指導を受け、参加した女子児童たちは真剣な眼差しでプロの教えを吸収していた。最後には野球グッズが当たるジャンケン大会やサイン会も催され、会場は賑わいを見せた。
参加した田上亜純さん（６年）は、守備の時の姿勢やグローブの使い方を教えてもらったという。少年野球チーム「秦野ドリームス」のキャプテンを務めており、「今日教えてくれたプロのように、基本からしっかりできる選手になりたい」と話した。
秦野ドリームスの卒業生でもある加藤選手。地元で女子小中学生に教える機会ができたことを喜び、「一生懸命吸収しようという気持ちや、野球が好きという思いが伝わってきた。最近は女子野球の環境も整ってきたので、男女関係ないみんなができるスポーツとして挑戦していって欲しい」と思いを寄せた。
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