戸川三屋鎮守の里を育む会(桐山清会長)が1月19日、JAはだの本所農業団地センター内で味噌づくりを行った。
同会は戸川・三屋地域の里地里山の保全や地域コミュニティーの向上、伝統文化の継承などを目的に活動している団体。地域の神社に奉納するしめ縄用の稲作りや、米・もち米作り、地元のお祭りへの協力などを行っている。味噌づくりは地元で採れた大豆を使ったもので、4年目を迎えた今年も仕込みが行われた。
大豆は昨年7月初旬に戸川の畑に種をまき、その後、同会のメンバーで手入れなどを行い12月に収穫。今回は天候が安定せず、生育に苦労したという。
収穫された大豆の仕込みは、昨年末と19日の3回に分けて実施。味噌づくりは同会女性部が担当し、当日は女性部メンバーの飯田あや子さん、飯沼由美子さん、桐山美奈子さんが麹と塩をまぜ、大豆を加えてつぶし、樽に詰める作業までを行った。「塩加減を何度も試してきた」と話す飯田さん。麹30kgに対し、大豆30kg、塩12kgの配分で作るのが一番まろやかな味わいになるという。
3回の作業で合計360kgの味噌を仕込んだメンバーら。桐山さんと飯沼さんは「普通の味噌だと辛すぎるけど、私たちが作ったお味噌は子どもたちにも好評です。野菜につけて食べたり、みそ汁に使っています」と話す。樽に詰めて中蓋をし、重しをした味噌は1年間保存したあと、同会のメンバーらに配られる予定。また、同会が参加する地元のイベントなどで、豚汁や味噌田楽に使われる。
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