受験生の息子のために商品を購入した女性
地産地消の推進を目的としたイベント「秦野ベジフルマーケット」が２月４日から、受験生を応援しようと合格祈願の商品を展開している。
同イベントは、企画意図に賛同した秦野市内の飲食店が毎月第２土・日曜日に開催しているもので、各店舗が地元の農作物を使った限定商品を打ち出している。
今回は受験シーズンに合わせて合格祈願の商品を考案し、約10日間に延長して実施。参加店舗は、ラーメン店やイタリアンレストラン、ケーキ屋など５店舗。「勝つ」にかけたカツ料理や、「受カレー」と洒落を効かせたネーミングのパン、「金」を連想させる湘南ゴールドを採用したケーキなどアイデア商品ばかりだ。
さらに希望者には同商品を含む８００円（税込）以上の購買で、学問の神様である菅原道真公を祀る菅原神社（上大槻）で祈祷済みの、合格えんぴつを進呈するという。
秦野市今泉のパン屋「パンのくま小屋」では、パイ生地のサクサクした食感と秦野産の八重桜を合わせた「サクラ咲く咲くパイ」を販売。パイの中に、ホワイトチョコと刻んだ桜の塩漬けを練り込んだ桜あんが入っている。価格は２４０円（税抜）で、期間は２月14日（火）まで。
開催初日、高校受験を間近に控える息子がいるという女性は、「息子も喜ぶと思います。ありがとうございます」と笑顔で購入した。
同店の秋保真紀さんは、「頑張っている受験生に、前向きな気分になってもらいたいと思い作りました。息抜きの時間に甘いものを食べて、リラックスしてもらえたら」と話した。
同イベントはＦａｃｅｂｏｏｋ（「秦野ベジフルマーケット」で検索）で情報を発信している。
パンのくま小屋の「サクラ咲く咲くパイ」
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