秦野リトルシニアの選手たち
中学生の硬式野球チーム秦野リトルシニア（牧嶋和昭監督）が、３月25日（土）に大阪などで開幕する「第23回日本リトルシニア全国選抜野球大会」に出場する。前回に続き２年連続、４回目。昨年10月に行われた秋季関東大会でベスト16入りしたことを受けて、このほど正式に関東連盟から全国大会への推薦を受けた。
同チームの特徴は強力な打線。関東大会の初戦（２回戦）でも川口リトルシニアを６対１で破り３回戦へ。３回戦は、前日に県内で行われた別大会での疲労が残る中、東練馬リトルシニアに１対９で敗れるも、牧嶋監督は「前日の大会では戸塚の投手をよく攻略していた」と冷静に分析。選手たちの健闘を称えた。
一方で、主将の渡邉律選手（中２）＝小田原市在住＝は「チャンスメイクがなかなかできないことが最近の課題。大会前までに、基本から見直していきたい」と身を引き締める。
全国大会には48チームが出場。秦野リトルシニアの初戦（２回戦）の相手は、東北楽天リトルシニア。東北楽天ゴールデンイーグルスの下部組織で、東北地区優勝の強豪だ。
牧嶋監督は「まずは１勝し、頂点を目指す。バッテリーを中心に守りからリズムを作り、攻撃につなげたい」と抱負を述べた上で、「大会期間中、選手たちには、試合運びなどについて相手から学びとれることを吸収してほしい」と話した。
エース高橋綾人投手（中２）＝大井町在住＝は、１回戦敗退だった前回大会で先発するも、四球等で交代。悔しさを噛みしめて１年を過ごした。１月29日のオープン戦以降調子を上げ、２月12日の練習試合では神宮シニアを相手に完封。「全国の借りは全国で返す」と力強く意気込みを語った。
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