似顔絵を描く小林さん
２年前から秦野市立本町小学校の非常勤講師として勤務していた小林武司さん（62・南が丘在住）が、この春に同校を卒業した６年生児童全１１６人の似顔絵を「卒業記念に」と描いた。
同校では、児童が好きな言葉を色紙に書いて卒業式会場に掲示するのが慣例となっており、今年はその色紙の左上に小林さんが描いた似顔絵が追加された。
もともと趣味で漫画を描いていた小林さんは、以前の勤務校でも同様に似顔絵をプレゼントしていた。今回は、卒業式に向けて６年生の担任から要請があり、顔写真や対面しながら数日かけて全員を描き上げた。
式後に色紙を手渡された子どもたちは、「似てる〜」と少し照れながら見せ合い、嬉しそうにしていた。
実は小林さんは50年前に本町小を巣立った卒業生で、今回似顔絵を描けたことに対して、「描くのは大変だったけど、自分の記念にもなり嬉しかった」と笑顔で話した。今度は、他校でも要請があれば描いていきたいという。
個別の色紙の他に全員の集合バージョンも製作し、一緒にプレゼントした
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