秦野市役所本庁舎のシンボル的存在だった屋上の展望室。本庁舎の耐震化計画に伴い、4月下旬から解体工事が始まった。
5階建て本庁舎屋上にそびえ立つ塔屋の3階部分が展望室となっており、市資産経営課によると1969年の本庁舎完成時は市内1番の高さを誇っていたという。当初は市民が街並みを眺めたり、火の見やぐらのような目的で利用されていた。その後一時期、近隣の民家が見渡せることからプライバシーを考慮し使用を控えていたが、近年では職員の立ち会いがある場合は出入りが可能となっていた。
秦野市は、2013年度に実施した庁舎の耐震診断の結果が国の定める基準を満たしていなかったことから、2016年10月から耐震補強工事を開始。窓枠の鉄骨補強材の設置や、鉄筋コンクリート壁の補強などを行っている。完成予定は2018年7月ごろ。
塔屋は耐震性が低いと判断されたが、耐震化費用に約3億円かかることから撤去が決まった。改修工事は6月中旬ごろに終わる予定。
本庁舎前の川沿いをよく散歩するという60代の男性は、「若いころ秦野に引っ越してきた時、『市役所に展望台があるんだ』と印象的だった。いつも見ていたので、無くなるのは少し寂しい」と工事中の塔屋を眺めながら話した。
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