神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2017年6月16日 エリアトップへ

レンズ越しの富士に魅了 小松均さん 受賞多数

文化

公開:2017年6月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
続々と入賞し笑顔を見せる小松さん
続々と入賞し笑顔を見せる小松さん

 日本の名勝として人々の心を掴む、富士山。秦野市曽屋在住のアマチュアカメラマン・小松均さん(53)も秀峰に魅せられた一人だ。小松さんは富士山の様々な表情をとらえた作品で、多くの賞を受賞している。

 小松さんは幼少期に高熱が原因でほぼ聴力を失い、その後21歳の時に交通事故に遭ってしまい余儀なく車いす生活となった。現在はデザインの仕事をしながら、休日は趣味のカメラを楽しんでいる。

全国コン続々入賞

 公益社団法人日本写真協会・東京写真月間2017実行委員会が主催する「写真の日」記念写真展では、ネイチャーフォト部門協賛会社賞を受賞。受賞作『天変地異』は、昨年11月の早朝、凍りついた季節外れのヒマワリをカメラに収めた。妻のキヌエさんに車いすを押してもらい、納得がいく写真が撮れるまで何度も通ったという。当日は日の出前から赴き、花の向きを考えながら同じ場所を行ったり来たり。富士山が朝日に照らされた時、霜がついたヒマワリにシャッターを切った。同コンクールは応募3度目で初受賞。「凍ったヒマワリは初めてだったので印象的だった。レベルの高いコンクールなので嬉しく思う」と喜んだ。6月16日(金)から21日(水)まで、「緑と水の市民カレッジ」(東京都千代田区日比谷公園1の5/無料)で展示会が開催されている。

 弘法山公園で撮影した『朝焼けの富士』は、NJPフォトコンテスト2017で佳作に入選。昨年12月、お気に入りの撮影地で日の出を待ち、赤く染まっていく富士山を見て「これだ!」と思うと同時にパシャリ。満足の出来となった。

 富士山がまるで笠を被ったような姿をとらえた『笠雲』。2014年5月に静岡県富士宮市で撮影した作品で、日本山岳写真協会が主催する協会展に入選。運転中に初めて見た笠雲に驚き、すぐに停車してカメラを向けたという。同作品は展示会で全倍(600㎜×900㎜)サイズで展示される予定で、喜びはひとしおだ。会場は東京都美術館(台東区上野公園8の36)で、8月31日(木)から9月8日(金)まで。

 雪解けの富士山と、手前に広がる山中湖。『五月の富士』は、昨年5月に湖畔を運転している時、偶然気持ち良さそうに泳ぐ白鳥が目に入り撮影。第47回全国アマチュア写真公募展(新日本写真協会主催)で入選した。富山県で開催される展示会で展示予定(8月28日(月)、29日(火))。

自分だけのインパクトを

 車いすの移動は、段差がある場所や狭い道は通れない。撮影活動の支えになっているのは、妻・キヌエさんの存在だ。一緒に撮影旅行に出かけることもあり、「妻の協力は大きいです」と感謝する。

 車いすの低いアングルから被写体を覗き込んだり、時には腕を高く上げてシャッターを切ることもある。「構図を工夫して、自分だけのインパクトのある写真を撮りたい。夢は、釧路の鶴と鷲をカメラにおさめることです」
 

「天変地異」
「天変地異」
「朝焼けの富士」
「朝焼けの富士」
「笠雲」
「笠雲」
「五月の富士」
「五月の富士」

秦野版のローカルニュース最新6

抽選会の当選者決まる

丹沢まつりスタンプラリー

抽選会の当選者決まる

西商店会連合会

5月3日

点字の基本学びませんか

点字の基本学びませんか

点訳ボランティア講座

5月3日

四季折々の油絵を楽しむ

四季折々の油絵を楽しむ

「渋谷個展」 5月6日まで

5月3日

熱のこもった演奏を披露

熱のこもった演奏を披露

明大マンドリン 演奏会

5月3日

市民吹奏楽団が演奏会

市民吹奏楽団が演奏会

5月18日 文化会館

5月3日

セルフタッピングで自分を癒そう

【Web限定記事】はだの生涯学習講座

セルフタッピングで自分を癒そう

5月25日 本町公民館で

5月1日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook