じゃがいもの実
「じゃがいもの実がね、ブドウみたいになってるの」
６月下旬、当編集室に秦野市桜町のなおえさんという94歳の男性から電話があった。利用している曽屋のデイサービス「おとなりさん」の庭の畑でじゃがいもに実ができ、珍しいのでその株だけ残してあるという。
「おとなりさんは６月末で閉所しちゃうの。だから、それまでに見に来てくれない？」と、電話口でなおさんは訴えた。
６月28日、記者が現地に行ってみると、スタッフの女性が優しそうな笑顔で出迎えてくれ、畑を案内してくれた。じゃがいもには、確かにトマトのような可愛らしい緑色の実がなっていた。そばの縁側には、利用者さんが収獲したじゃがいもが積まれており、この畑で多くの利用者さんが収穫を楽しんでいた姿が想像できた。
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