表彰状を手に笑顔の小泉さん
神奈川県庁で６月13日に２０１７年度神奈川県民功労者表彰が行われ、秦野市からは小泉美江さん（71・今泉在住）が唯一選ばれ、黒岩祐治県知事から表彰状を受け取った。
小泉さんは、民生委員児童委員として21年間活動し、高齢者や児童等の支援に優れた成果をあげるなど社会福祉の向上に寄与したことが評価された。
自治会役員からの声掛けで、１９９５年から活動を開始した小泉さん。３人の娘を育てる母であり、時間の制約もあったことから返事を迷ったというが、娘からの後押しや「福祉の事を知る良い機会なのかも」と快諾したという。
それから21年間、一人暮らしの高齢者やアルコール中毒、ＤＶといった様々な相談に親身になってきた。夜中に救急車を手配し、財布も持たず一緒に飛び乗り徒歩で帰宅したこともあったという。親の介護と重なった時期は大変だったと振り返るが、続けてこられたのは「活動を通して地域の方々から学ぶことがたくさんあった」からだ。
表彰状を手にし、「地域の皆さんと家族の支えがあったから続けてこられた。感謝したいです」と話した。
小泉さんは昨年11月末で退任し、現在は孫たちとの時間を大切にしながらゆっくりと過ごしている。
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