一般質問に登壇した子ども議員ら
秦野市議会議場で８月19日、夏休み子ども議場見学会が行われた。子どもたちに議会の仕組みを知ってもらおうと昨年から始まったこの取り組み。今回は親子９組20人が参加し、小学校３年生から６年生までの10人が模擬議会の体験や議場の見学を行った。
はじめに参加者へ自分の名前が印刷された名刺が配られ、川口薫議長と古木勝久副議長と名刺交換。その後、議席に座って職員から議会の説明を受けた。議会の仕組みを学んだあとは、今回初めて取り入れられた模擬議会を実施。シナリオを元に、一般質問の形式で子どもたちが登壇し質問。市長役の職員が答弁を行った。また、議提議案の決議も行われ、全員が起立して賛成する場面もあった。
模擬議会のあとは、正副議長室など普段は見られない各部屋を見学。最後に正副議長への質問タイムが設けられ、子どもたちは「議員になって一番の思い出はなんですか」「議会を進めるときにどんなことに気を付けていますか」など、積極的に質問していた。
「小さい頃に議会を知ってもらえるのは良いこと。信頼を得ていきたい」と川口議長。模擬議会で議長役を務めた板垣湊斗君（東小４年）は「なかなかない体験だった。議長席に座ると尊敬されている気持ちになる。責任感が生まれた」と話す。最初に一般質問をした府川桃香さん（堀川小５年）は「議会のことを知りたくて参加した。緊張したけど、こんなことをしているのだと分かって良かった」と話していた。
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